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2013.07.02

地域の住民が自由に集い気楽に趣味やおしゃべりを通じて人との交流を図る”ふれあいサロン”

先月中央地区社協ニュースの中に「ふれあいサロン」開催のお知らせチラシを見て、一体どんな事をしているのだろうと興味を持って、7月2日(火)午前中に”ふれあいサロン”を開催する会場に出かけた。

会場は中央公民館(三橋記念館)4階の学習室5で、4階でエレベーターを降りてすぐに左側の部屋。初めての訪問だったのでどんな風に皆さんは利用しているのだろうかと一歩足を踏み入れた。

部屋の入口傍に置かれたテーブルには、お世話役のボランティアの方が3名程おられて、受付をしてくれる。この”ふれあいサロン”の利用料は1回100円なので、利用料をお支払するとお茶と紙の小皿に盛ったお菓子を下さり、テーブルに案内してくれた。何せ初めての事なので何をすればいいのかわからない。そこで近くにおられたボランティアの女性の方に2~3質問をしてみた。

チラシには”~憩・ふれあい・おしゃべりの部屋にどうぞ~”と書いてあって、毎月第1火曜日午前10時~午後3時まで、地域で誰もが立ち寄れるサロンを開催しているとある。毎回どれぐらいの方がご利用されているのかと聞くと、利用者数は大体20名~25名あたりだそうだ。部屋の中をグルッと見渡すと3組ほどのグループが出来ていて、その内女性のグループが9割程、残りは男性2名がお話をされていた。6名ぐらい集まったグループでは一人の女性が折り紙づくりを指導をして、参加者の方たちが互いにおしゃべりしながら折り紙づくりを楽しんでおられた。一方男性の方はもっぱら男性二人の会話に終始して、なかなかその会話の中へ入っていけない。

折角、この”ふれあいサロン”に来たのだから会場の写真を撮ろうと、係の方に訪問した主旨を説明し写真を撮る許可を求めたところ、その場の責任者の女性が一存では決められないので、地区社協の責任者の方に相談するので待っていて欲しいと、少し大事になってしまった。そうこうしている内に中央地区社協の責任者の方が来られて、説明を求められたので、先ほどと同じ”ふれあいサロン”訪問の趣旨と写真撮影の許可を求めたところ、名刺交換を求められ、その時うかつにも身分を証明する名刺を忘れてきてしまったのと、持参したデジカメの電池が切れていたので写真撮影もかなわず、失礼をお詫びして急遽自宅に戻り名刺と別のデジカメを持って、会場に引き返した。

ここで、やっとNPO法人かまがや地域情報の窓の者で、鎌ケ谷市内で高齢者向けに憩いの場を提供されている”ふれあいサロン”を取材して、ネット(ホームページ)で紹介したいとお話したところ、快く中央地区社協の鈴木顧問さんが取材に応じてくださった。

そこで、改めて”ふれあいサロン”開設の目的をお伺いしたところ、市内でも高齢者の方で独居で暮らしておられる方は友達がいなく、地域で孤立している。そのため平日にこのサロンを開設して皆さんに利用してもらいたい。まずは地区社協として出来る事からやってみようと始めたとの事。ボランティア活動なのでこのサロンを開設するにも民間の施設(空き店舗等)を借りると高くて、とても使用できないので公共の施設を使って、毎月第1火曜日午前10時~午後3時まで開いている。このサロンでは地域の住民が自由に集い、お茶を飲みながらおしゃべりをしたり、仲間と折り紙や、トランプなどのゲームの他にも日常の愚痴を聞く事もある。こちらからは行政の情報などもお伝えしている。こうしたサロンの場でたわいのないおしゃべりをする事により、ダベリ効果で脳の活性化にもつながる事を期待していると話して下さった。

次に、この”ふれあいサロン”はいつ頃から始めたのですかとお訊ねすると、開設は最近で平成24年5月28日から始めたとのことであった。最初のサロン運営は手探り状態で、市内の自治会4団体が中心になって始めたとのこと。開催をしてみると予想通り若いお母さん方はなかなか集まるのが難しく、お年寄り中心のサロン運営となったと話された。

中央地区社協は、市の社会福祉協議会の出先で、サロンを運営するスタッフは中央地区社協の運営委員会(ボランティア育成委員会、ふれあい交流委員会、在宅福祉委員会、広報啓発委員会)の40名の中から各委員会ごとに2名を出して合計8名と会長、副会長も参加しているとのこと。そこで、気になったのはこの自主運営の”ふれあいサロン”の運営費はどのようにして捻出しているのですかとお訊ねすると、社協と自治会からの費用の一部供出で賄っているとのことであった。このようにボランティア活動をする上で継続した活動の取り組みを行うためには活動費用の安定した収入が必要となってくる。ボランティア活動で苦労するのは何と言っても活動費用を如何に集めるかにある。行政や民間企業から補助金や助成金・寄付金を集めると言っても中々難しい。鈴木顧問のお話によれば松戸市の常盤平団地の高齢者の孤独死が問題となって、地元ボランティア団体と行政が資金面でも活動を支援して、高齢者の見守り活動で行政とボランティア団体がうまく連携して行っている成功例だと話してくれた。

また、お話の中で、市にも老人クラブの制度があって、会員は隔月例会を開催し、趣味やゲートボールなど人との交流を促すいろんな催しを開いている。しかし、高齢者で独居の人は、人様に迷惑をかけるからとなかなか老人クラブに入ってくれない。たとえ足腰が不自由でも、車いすに乗っていても近所の人に迷惑をかけると遠慮せず、健常者の方に声をかけて助けを借りて老人クラブなどに参加をして欲しいと話されていた。高齢者の独居対応として、社会福祉協議会の地区社協(6地区)では3ヶ月に一回活動報告を行って、地区社協メンバー間で独居対応のノウハウを共有するようにしているとのことだ。例えば独居老人の為にボランティアとして食事の宅配やゴミ出しなどを手伝うことなども地域福祉に一般市民が参加できる良い事例だと話された。

鎌ケ谷市内でも今後少子高齢化が急速に進む中で、地域の福祉に関する仕事はすべて行政任せではなく、50~70歳代までの元気で活動できる市民の方たちは、今度は今までお世話になった地域社会にお返しをする意味で、町の福祉活動やボランティア活動に参加をしてみてはどうだろうか。 鎌ケ谷市内でも、中央消防署前にある「なごみ」等は元印刷会社の役員の方が自宅を開放して、近くの高齢者が集い、マージャンや囲碁などの会を開催しているとの事。 他にも、市内でも「NPOかまがやミモザの会」の様に高齢者の居場所事業を行っている団体もある。また市内の団地で高齢者を対象とした独居と孤立化を防ぐための自発的な「おしゃべり会」の様な活動を行っている団体もあって取り組みはまだ始まったばかりである。

レポート:S.K

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