ホーム >> 健康づくり >> 健康だより >> 11月15日号 受動喫煙対策について

受動喫煙対策について

~誰かのたばこの煙を吸うだけで喫煙者と同様のリスクがあります~

 たばこの煙にはニコチンや発がん性物質、一酸化炭素など、さまざまな有害物質が含まれています。喫煙者本人だけでなく、受動喫煙により周囲の人にも健康への悪影響がおよびます。2016年8月には国立がん研究センターより、受動喫煙による日本人の肺がんリスクは約1.3倍になると発表されています。また、大人では虚血性心疾患、脳卒中、子供では乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険が高くなると言われ、受動喫煙のリスクは科学的にも証明されています。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を見据えて、政府あるいは競技場のある自治体を中心に受動喫煙防止対策が議論されております。これはIOC(国際オリンピック委員会)がオリンピック開催場所での原則室内禁煙を求めており、これまでの開催国も罰則のある法規制で対処してきた経緯があるからです。日本は喫煙の有害性が認識されていながらも実効性のある対策の整備が欧米と比較して遅れている現状があり、政府はオリンピックを契機に国としての法整備など受動喫煙防止対策を進めようとしています。法案が早く成立し、受動喫煙が防止されるよう願うところです。

鎌ケ谷市医師会

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