「鼻うがいをしたことがありますか?」
口腔がんとは、口の中にできる悪性腫瘍です。舌、上下の歯茎、頬の内側、上顎、舌の下の粘膜、唇にできます。発生頻度は、がん全体の1?3%程度と決して多くありません。ただ、厚生労働省の調査では今後数十年で、罹患(りかん)者はさらに3~4倍に増加すると言われています。
口腔がんは他のがんとは違い、自分で患部を直接見ることができますが、ただの口内炎や虫歯による痛みだという思い込みや勘違いによって見逃される可能性があります。初期のうちに適切な治療が行われれば、ほぼ治癒します。早期発見・早期治療が極めて重要です。
今すぐできる口腔がんセルフチェック
明るい場所で大きめの鏡、ガーゼやティッシュを準備して、①~⑥を順番にチェックしましょう!
- ①上下の唇の内側や歯茎
- ②唇と頬を指で軽く引っ張って頬の内側
- ③裏側の歯茎(舌側)
- ④上顎
- ⑤舌の表面、左右の側面
- ⑥舌を上にあげて裏側
なかなか治らない口内炎、腫れやしこりはないかや、粘膜のただれ、赤や白に変色している部分はないかを確認し、気になる症状が見られた場合には、放置せずに早めにかかりつけ歯科医や、口腔外科を受診しましょう。また、日頃からたばこやお酒、刺激の強い食べ物などは控え、合わない入れ歯や、治療していない虫歯、不潔な口腔内などは放置せずに歯科医師の治療を受けましょう!
健康増進課