NPO独自取材
鎌ケ谷こどもだんら食堂プレオープン
8月19日(金)南初富コミュニティセンターに於いて、鎌ケ谷市内では初めての「鎌ケ谷こどもだんらん食堂」がプレオープンした。
子ども食堂とは、親が仕事で孤食のこどもや貧困家庭のこども達を支援しようと現在全国的に行われている活動である。残念ながら我が国では6人に一人の割合で貧困生活を強いられている状況だ。当地鎌ケ谷でも,代表を務める御代川麻奈美さんを中心に10名の方が、鎌ケ谷市内で初となる「鎌ケ谷こどもだんらん食堂」を立ち上げた。
南初富コミュニティセンター | 会場の設営準備中(1) | 会場の設営準備中(2) |
当日は12時10分より受付開始、12時30分からかまだんプレイベントのスタート。司会進行の女性から鎌ケ谷こどもだんらん食堂のプレイベント開催の宣言の後、代表の御代川麻奈美さんより次の様な挨拶があった。
司会の進行でイベント開始! | 代表の御代川麻奈美さん | 受付の方 |
”本日は皆さんにお越し頂いて大変うれしく思います。全国ではこの様な「子ども食堂」が300ほどある流れを受けて、鎌ケ谷に子ども達がいられる居場所や、みんなで食事が摂れる所を作りたかった。また、地域に住む方々が交流できる場所でありたいと願い、今回初めての開催となった。これからもこうした活動を続けて行きたいと思います。今後とも皆様のご協力を含め宜しくお願い致します。本日は手品やスライム作りなども行いますので楽しんでください。”
初参加の子供達 | かまだん遊・食のつどい | かまだんプレイベント |
当日の参加者は、赤ちゃんを含む子ども11名と保護者が4名ほど、そしてこの子ども食堂を後援している、市の担当課(市民活動推進室、市民活動推進センター)及びマジックでイベント開催に協力をされたNPO法人Jump UPの会、その他関係者など約35名ほどが参加した。参加費は子どもは無料、で保護者は300円となっている。
最初は楽しいマジックから! | ハンケチを使った手品 | ハラハラドキドキのマジック! |
代表の開会挨拶の後、最初のイベントはマジックショーでJump UPの会メンバーによる手品が披露された。お馴染みの金属の輪を繋ぐ手品や、ハンケチを使った手品など、中には参加者の中から協力者を得て、少し危険な首に金属棒を刺し通すマジックなど、子ども達はハラハラドキドキしながらマジックショーを楽しんでいた。
そして手品の後は、待ちに待った昼食の時間。鎌ケ谷こどもだんらん食堂(略称:かまだん)で用意をしてくれた夏野菜のカレーライスを各自お皿をもって、用意されたご飯や夏野菜、ゆで卵と、ご飯の上にカレーをかけてもらって、席について昼食をいただいた。
お待ちかねの昼食会 | 順番を待つ子供達 | 最初にお皿を取ってご飯を入れる |
夏野菜やゆで卵をトッピング | テーブルに並んだ副菜 | 美味しそうな夏野菜カレー |
暑い中子ども向けに少し辛さは抑えてあるが、美味しいカレーを筆者も皆さんと一緒に頂いた。テーブルにはカレーの他に手作りのジャガイモのソテーやダイコンのサラダに加え、近所の農家の方の寄付された梨もデザートとして提供され、子ども達も小さくカットした梨をいくつもほうばり美味そうに食べていた。
テーブルで皆と一緒に昼食 | 美味しそうにカレーを頂く子供 | 皆さんと一緒に昼食を頂く |
昼食の後には、引き続き子ども達が喜びそうなスライム作りが行われた。スライムは家庭でも簡単に材料をそろえる事の出来る物(洗濯のりPVAとほう砂と食紅)を使ってつくるドロドロとした着色された粘性のもので、これを子ども達が粘土ほどの固さはないので伸ばしたりして遊んだりぷにゅぷにゅした感触を楽しむものです。こうした楽しいこどもだんらん食堂のイベントも午後2時40分頃に終了しました。
このこどもだんらん食堂の活動も、代表者の御代川さんの説明によれば次回は、10月に開催される「市民祭り」に参加すると共に、もう一回10月にプレオープンを予定されているようで、本格的な活動は来年から開始し、今後とも定期的な開催を目指して活動していきたいと話されていました。
レポート:S.K