NPO独自取材
鎌ケ谷こどもだんらん食堂 3月プレイベント
平成29年3月25日(土)には東部学習センター調理室にて、3月のプレイベント「鎌ケ谷こどもだんらん食堂」が開催された。開催時間は午後4時~8時頃まで開催された。今回のプレイベントをもって今まで南初富コミュニティセンターや東部学習センターで行ってきたプレイベントは今回で終了する。
4月以降は、「鎌ケ谷こどもだんらん食堂」の定期開催場所は東部学習センター2階調理室に決まり、毎月1回第3火曜日が開催日となった。開催時間は午後4時から8時の間好きな時間に来て貰うことが出来る。
一緒に料理を作って食べて、お話しして、遊んで。宿題もして。そんな時間を一緒に過ごせたらと思っているとこの会を代表する御代川麻奈美さんは話された。次回は4月18日(火)と5月16日(火)が開催予定されている。
今回の参加者は子供22名、大人18名(スタッフを含む)の総勢40名となり、この中には市議4名の方が見学やお手伝いに参加されていた。前回に比べて参加者も増えて大盛況だった。参加した子どもの年齢層も幅広く4歳から13歳まで、また保護者も7名が参加された。その他高齢者の参加者も迎えられたので、今後この「かまだん」が目指す多世代交流の1歩となった。
午後4時から始まったイベントでは、主催者側で、最初に遊びの一助に型抜きを用意した。みなさんの記憶にあるうか? ピンクの3×2cm位の薄い板で真ん中にある絵を型どおりに抜いていく、縁日の遊びだ。子どもたちは夢中で用意した200枚も直ぐになくなった。集中して、手を細かく使って、素朴な遊びには今で言う脳トレがいっぱいだ。
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参加した子どもたちは型抜きの遊びに夢中!
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夕食のおかずになる餃子作りをする子どもたち
夕食のおかずに餃子を皆で作ったが、子供たちの手際が早くて餃子の皮が途中で足りなくなり慌てて近くのスーパーに買い増しに走るハプニングもあった。当日の夕食メニューは炊き込みご飯・卵スープ・味噌汁・餃子の他に、なるべく牛乳の味がしっかりしたものをとスタッフが試行錯誤の上、作った牛乳寒天のフルーツポンチをデザートとして出された。
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参加した子どもたちは型抜きの遊びに夢中!
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夕食のおかずになる餃子作りをする子どもたち
この「かまだん」を運営するスタッフの数は、現在15名。前回から3名がボランティアとして増えた。しかし、当日は年度末と言うことで顔を出せないスタッフもいて、まだまだスタッフの方が必要だと改めて思うと御代川さんは話された。
地元企業からの支援は1社のみに留まっているが、食材の提供に関しては、個人や団体から協力を得られ始めている。この活動を長く続けていくために、なるべく節約しながら運営を続けているそうだ。
焼きあがった餃子を取り分けてもらう | 男の子たちも餃子の焼き上がりを待つ | もう直ぐ焼きあがるからねと |
美味しそうに夕食を食べる男の子 | 卵の殻を割って卵スープ作りを手伝う | 餃子づくりを見守るスタッフ |
「かまだん」を地元で運営していく上で、希望としては行政の理解を得て施設費用の免除があると、とても有難いとも話された。東部学習センターの調理室利用料は1回につき3,000円、今回は希望者多数で2部屋になり4,600円となった。本当はその費用を食材に回して、活動の継続の一助に出来たらありがたいなとは思っているとの事。
活動資金の継続性の見通しについて伺った所、御代川代表からは、資金は潤沢とは言えません。心許ないというのが正直なところです。けれど、寄付や鎌ケ谷子供だんらん食堂のサポーターとして3,000円の会費で活動費を提供くださる会員さんも1人1人といてくださいます。まだ地元農家さんとはまだ出会えてはいませんが、個人的に食材提供してくださる方もいて、現金を節約できるのでとてもありがたいです。との団体活動の懐事情も話して下さった。
来月から「鎌ケ谷こどもだんらん食堂」も定期開催される事となったので、設立1年未満のこの団他に対して、まだ行政から活動支援金の助成を受けていない状態であり、困っている家庭の子供たちに月1回だけでも皆んが集まり、遊びや学習、夕食づくりの手伝いをしながら、お友達を増やしていける子どもサポート活動を支えるためにも、この団体に対する地元市民や企業・農家・商店などの支援を望んでいる。活動支援にご協力いただける方は、この会の代表宛てにお申し出をお待ちしているとの事。
連絡先:鎌ケ谷こどもだんらん食堂(代表 御代川)= TEL: 050-5318-7996
電子メール:info@kamadan.space
ホームページ:http://kamadan.space/
レポート:S.K