地域のみんなで高齢者や障がい者を災害から守る

鎌ケ谷市災害時要援護者避難支援計画

災害時要援護者避難支援制度とは?

災害が起きた時に、ひとりで避難することが困難で手助けが必要な高齢者や障がい者などの方(災害時要援護者)が、地域のなかで支援を受けられるようにするための地域のみなさんと市との協働の取り組みです。

被災した建物の写真

地域防災対策上の重要な課題

災害が発生した時、より被害を受けやすく、避難に手助けを必要としているのは高齢者や障がいのある人、また乳幼児や児童など、災害時要援護者といわれる人々です。過去の災害においても、高齢者など災害弱者といわれる多数の方が犠牲となりました。一方、阪神淡路大震災では、約8割の方は、近隣の力により救出されたという報告もあります。

災害発生時の救助練習の写真

要援護者を地域ぐるみでサポート

こうした災害時要援護者の被害を最小限にくい止めるには、行政と自治会などの地域組織、地域住民などの避難支援体制を確立しておくことが重要です。そこで、市では支援を必要とする人の個別計画への登録を呼びかけています。支援を必要とする人は、ご近所の人などで避難の手助けをしてもらえる人を地域支援者として選任し、個別計画に登録していただきます。登録した情報は、いざという時のために地域支援者、自治会や民生委員の方などと共有し、地域ぐるみで災害時要援護者をサポートする仕組みをつくります。

避難所での様子の写真

災害時要援護者避難支援の流れ

行政は利用希望者に対し個別計画登録への呼びかけを行い登録を希望される方を個別計画に追加します。登録が行われると行政は個別計画の作成・更新・管理を行い、地域支援者、民生委員、児童委員、自治会、自主防災組織等協力・連携機関と連携し利用希望者との平時からの交流及び災害時の支援を行います。

対象となる人は誰ですか

在宅で日常的に周囲の支援を必要とする人、災害が起きた時に、自分ひとりで移動することや情報を得ることが難しく、避難するために何らかの手助けが必要となる人などです。

  • 身体障害者手帳1、2級を所持する方
  • 療育手帳(知的障がい)A(※Aの丸)~B2を所持する方
  • 精神障害者保健福祉手帳1級を所持する方
  • ひとり暮らし高齢者の方
  • 高齢者のみの世帯の方
  • 要介護2以上の方

地域支援者とはどういう人ですか

災害が起きた時に頼りになり、また、助け合っていくことができるのは近隣の人です。ご自身の避難の手助けをしてもらえる地域支援者は、近隣の方にお願いしてください。「支援をお願いするかどうか」だけでなく、普段から気軽に話せる関係をつくるといった心がけも重要です。

登録したいのですが、どうすればいいですか

登録を希望する人は「登録申請書兼登録台帳(個別計画)」を鎌ケ谷市社会福祉課に提出してください。また、登録台帳の写しは、地域支援者にもお渡しください。登録した情報は、いざという時のために地域支援者、お住まいの地域の自治会(自主防災組織を含む)、民生委員の方などと共有します。

災害発生から避難までの流れはどのようになりますか

事前に登録してある場合、以下の手順で支援が行われます。

地震等、予測が難しい大規模災害が発生した時は、連絡を待つことなく行政は支援活動を行います。市の災害対策本部から地域支援者に周知を行い、安否確認・情報提供・避難誘導・救助活動を自治会・自主防災組織・民生委員・児童委員等らが事前登録を行っていた登録者の支援に向かい、必要に応じて避難所まで避難を支援します。

※災害の状況によっては、この流れのとおりにならないこともあります。地域支援者には、要援護者への日頃の声かけや、いざというときの安否確認、避難の手助けをお願いします。ただし、できる範囲での支援であり、責任を伴うものではありません。

鎌ケ谷市災害時要援護者避難支援登録申請書兼登録台帳(個別計画)に登録したい←クリックすると、申請書が開きます。

※申請書をダウンロードしたい場合は、書類へのリンク部分を右クリックし「対象をファイルに保存」や「名前をつけてリンク先を保存」でダウンロードできます。