健康だより

ドライマウスにご注意を!

ドライマウス(口腔(こうくう)乾燥症)とは、唾液の分泌が少なくなり、口の中が乾燥した状態のことです。

通常、唾液は1日当たり約1?1~5リットル分泌されています。唾液には、消化を助けたり、歯の再石灰化(歯をもう一度硬くする)を促したり、細菌から身体を守ってくれたりなど、いろいろな効果があります。口の中が乾燥すると、その作用が低下して、虫歯や歯周病になりやすくなったり、入れ歯の適合が悪くなったりする他、口臭や粘膜の感染症や炎症、味覚障害、嚥下(えんげ)障害などを起こすこともあります。

唾液の量が少なくなる原因は、口呼吸の常態化や、かむ力の低下、ストレス、薬の副作用などがあります。

改善するには、食事の時にしっかりかむこと、水分をとること、舌を動かすこと、唾液腺マッサージをすることなどが有効です。

ドライマウスは病気のサインである場合もあり、糖尿病や甲状腺機能障害、脳血管障害などの疾患も考えられます。症状があり心配な人は、かかりつけ歯科医に相談をしましょう。

唾液腺マッサージのパンフレットは健康増進課窓口(総合福祉保健センター1階)で配布しています。

健康増進課