健康だより
「オーラルフレイル」をご存じですか?
老化は口から始まります
オーラルフレイルとは、直訳すると「口の虚弱」という意味で、「口腔(こうくう)機能の衰えが全身の老化につながる」という考え方のことです。
オーラルフレイルはいくつかの段階を踏んで進行していきます。口の健康への関心が低下すると、虫歯や歯周病などにより滑舌が低下したり、かめない食品が増加したりします。それを放置すると食欲が低下したり、日常の活動範囲が狭くなったりします。さらに食べる量も低下して、低栄養状態になります。会話が減れば社会的に孤立していきます。
口の機能が低下すると、かむ力や飲み込む力に障害が起こり、要介護状態になってしまうこともあります。
このように、口の衰えは身体的・精神的・社会的な健康と大きな関わりを持っています。
- 奥歯でしっかりとかめない
- かむと痛み、不快感がある
- 食べこぼしがある
- むせやすい
- 口が乾燥しやすい
- 滑舌が悪くなっている
以上のような自覚症状があるときは要注意です。一つでも当てはまったら歯科医院を受診しましょう。また、口の機能を高める「かお体操」などに関するリーフレットを健康増進課の窓口(総合福祉保健センター1階)に用意しているので、ぜひご活用ください!
健康増進課