口臭の原因には、消化器系の問題、呼吸器系の疾患、感染症、口腔乾燥症、ストレス、特定の食品や飲料の摂取、喫煙などが挙げられます。これらの要因は口臭の発生を促進する可能性があります。

今回は口の内の原因に関してお伝えしたいと思います。

お口の中にむし歯があれば、食べかすが多くなる可能性があります。歯周病があれば、歯垢という細菌の塊が増えて、たんぱく質を多く含む血液や膿が増えます。舌にも苔のように細菌が付着します。また、入れ歯も形が複雑で歯垢がつきやすい上、汚れを取りにくく、入れ歯自体が口臭の原因になることがあります。

歯科での定期的な検診は口臭の原因の予防にもつながり、またむし歯と歯周病を治すことにより大きな口臭予防効果が期待できるわけです。

しかし口腔内だけの原因ではないこともあるので、歯科医師に相談して、自身の状況に合った対処法を見つけることが重要です。

(公社)船橋歯科医師会