健康だより

冬の三大感染症ってご存じですか?

秋から冬にかけて流行するインフルエンザウイルス、ノロウイルス、RSウイルス、この三つが冬の三大感染症と言われています。またこの他にも新型コロナウイルス、ロタウイルスなど冬に流行する感染症はたくさんあります。

冬に感染症が流行りやすい理由は、ウイルスや細菌が低温度・低湿度を好むため、夏よりも長く生存することができ、感染力が強くなるためです。さらに、空気が乾燥していると、咳やくしゃみの飛沫(ひまつ)が小さくなり、より遠くまで飛ぶようになり、感染範囲が拡大し、感染スピードもあがります。

一方、冬は寒さのため体温が下がり、ウイルスや細菌に対する免疫力が落ちます。また、夏に比べて水分摂取量が少なくなりやすく、喉や気管支の粘膜が乾燥し感染しやすい状態になるのです。

特に年末~年明けにかけてぐっと気温と湿度が低くなる時期は要注意です。感染対策を怠っていると、家族内、会社内、学校内でどんどん感染者がでてしまいます。

感染予防の基本はうがいと石鹸での手洗い、マスク着用です。また休養、睡眠、入浴、バランスの良い食事などにより免疫力を高め感染症にかからないように気を付けましょう。

鎌ケ谷市医師会